神鋼鋼線

神鋼鋼線工業 DX戦略

トップメッセージ: 変革への決意

サステナビリティ
代表取締役社長 北山 修二

代表取締役社長 北山 修二

私たち神鋼鋼線グループは、神鋼鋼線ミッション「社会が前に進むために『なくてはならない価値』を提供し続ける」を実現し、長期的な企業価値向上に向けて、サステナビリティ経営を中心に据えた経営戦略を推進しています。その中で、当社は5つのマテリアリティを特定し、その一つとして「DX (デジタル変革)の推進」を掲げています。

本DX戦略は、単なるデジタル化にとどまりません。生産、営業、そして組織のあり方そのものを見直し、「生産性」と「提供価値」を劇的に向上させるための経営戦略そのものです。DXを強力なエンジンとして、お客様、株主様、そして従業員と共に、持続可能な未来を切り拓くことを、ここに宣言します。

DX戦略の全体像 :私たちが起こす、3つの変革

KOBELCOグループで培った変革の知見やフレームワークを活用しながら、神鋼鋼線工業としての独自性と現場力を活かした3つの変革に取り組みます。

【生産の革新】
スマートファクトリーの実現へ

生産の革新

3つの工場の知見とデータを繋ぎ、生産計画の自動化と全体最適化を実現。高品質・高効率なモノづくりを追求します。

ものづくり変革

【営業の深化】
お客様の真のパートナーへ

営業の深化

データとデジタル技術を駆使し、お客様のニーズを先読みした「価値ある提案」を、誰でも、どこでも、迅速かつ的確にお応えできる営業組織へと深化します。

お客様対応変革

【経営基盤の強化】
データが導く、人と組織の成長

経営基盤の強化

経営戦略と人事戦略を統合し、データに基づいた人材育成と配置を実現。社員一人ひとりの成長で、会社の成長を加速します。

従業員体験変革/業務変革

DX推進の3ステップ: 基盤構築から未来価値創造へ

単なるデジタル化にとどまらず、環境・人材・風土を整備した土台構築を起点に、業務プロセスの変革、そしてデータを活用した新たな価値を創出します。

DX: デジタルと変革による社会課題の解決や新たな価値創出

DX推進の3ステップ

各本部長コミットメント: 変革を牽引するリーダーたちの誓い

DXを原動力に、社会課題の解決と新たな価値創出に挑みます。各本部長が率先して変革を牽引し、現場とともに持続可能な未来を築きます。

生産本部
「スマートファクトリーの実現で、未来のモノづくりをリードする」

代表取締役専務執行役員 森 啓之

代表取締役専務執行役員 森 啓之

私たちの使命は、高品質な製品を安定的に、そして効率的に社会へ届け続けることです。現在、各工場ではスマートファクトリー化の取り組みも一部スタートしており、現場の知見やデータを活かした生産体制の進化が始まっています。DXを手段とし、IoTやAIで工場のあらゆるデータを連携させ、さらなる全体最適を目指していきます。限られた人員でも効率的かつ安心して働ける職場づくりへの期待が高まっています。私たちは、働きやすさと生産性の両立を目指し、現場の声を反映した改善とデジタル活用を進めることで、持続的な成長を支えていきます。

DX推進の方向性:

  • IoTによる工場データの収集・統合
  • データを活用した設備の予知保全・品質管理の高度化
  • AIを活用した生産計画の自動化・最適化
  • デジタル技術を活用した新たなサービス品・付加価値の提供

営業本部
「データと提案力で、お客様に選ばれ続ける真のパートナーへ」

取締役常務執行役員 渡部 英樹

取締役常務執行役員 渡部 英樹

お客様との信頼関係をさらに深化させるため、私たちはDXを通じて新たな価値創造に挑戦します。お客様のビジネス変化に対応し、「価値ある提案」を誰でも、どこでも、迅速に行える組織を目指します。今後は、営業活動のデータ化や見える化、属人化からの脱却に向けて、営業支援ツール(SFA)をはじめとするデジタルツールの活用を含め、業務改善に取り組んでまいります。さらに、データやナレッジを活用し、既存顧客との関係強化や新規顧客の取り込み、ニーズ把握・提案力・サービス品質の向上を図り、環境が変化しても収益を上げ続けられる強い営業組織の構築に取り組みます。

DX推進の方向性:

  • 営業支援ツールによる顧客情報・営業活動の見える化
  • 営業プロセスの標準化・効率化(案件登録・活動ログの定着)
  • AIによる製品提案の高度化(ナレッジ活用)
  • データを活用したアフターサービス・対応品質の強化

総務本部
「データで拓く、人と組織の未来。全社員の成長が、会社の成長へ。」

取締役常務執行役員 吉田 裕彦

取締役常務執行役員 吉田 裕彦

会社の最も重要な財産は「人」です。DXを通じて「経営戦略と人事戦略を統合」し、その価値を最大化することに挑戦します。経験や勘だけでなく、データに基づいて人材を育成・活用する「タレントマネジメントシステム」を構築します。これは、社員一人ひとりの経験やスキルを見える化し、「キャリア自律」と従業員エンゲージメントを高めるための取り組みです。全社員の成長を支えることが会社の成長に直結すると信じ、データで人と組織の未来を拓くことに取り組みます。

DX推進の方向性:

  • タレントマネジメントシステムの導入・運用(スキル・経験の可視化)
  • 社内ナレッジの集約及び活用の高度化(データベース化・生成AI活用)
  • DX人材の育成・研修プログラムの拡充(ITE/DSの計画的育成)
  • データに基づく人材配置・評価の高度化(学習履歴の評価連動)

DX推進力の強化

DXを進めるための基盤を固め、全社で挑戦できる環境を整えます。

環境

(データ基盤・生成AI等新技術の活用)

業務変革のための最新技術活用

DX推進の土台となる環境(インフラ・データ・セキュリティ)を継続強化します。

  • IoTデータ活用基盤/工場内光配線の整備
  • 生成AIの業務活用環境の整備と段階的な展開
  • デジタル業務基盤の整備/標準化(SharePoint/ローコードツール等)

人材

(社員のデジタル活用・変革スキル)

DX人材の計画的育成

価値創造に直結するスキル育成と、適材適所の配置を推進します。

  • ITエバンジェリスト(ITE)およびデータサイエンティスト(DS)研修の継続展開
  • Udemy Businessによる全社員ITリテラシー教育の実施
  • ノーコード/ローコードツールの勉強会実施

風土

(現場起点・挑戦・ナレッジ共有)

挑戦を後押しする風土醸成

学びを横展開し、現場起点で変革が回る文化を育てます。

  • 役員/管理職向けDX勉強会の実施(意識改革)
  • DX推進チームによる全社横断の活動展開および活動支援
  • DX事例報告会およびSharePointでの知見共有

現在の取り組み

【生産の革新】

生産の革新
2024年
工場 DX推進プロジェクトチームを発足
  • スマートファクトリー化の一部導入が開始。IoTやAIを活用した生産計画の自動化・最適化、予知保全の仕組みづくりを進めます。
  • 現場のデータを集約し、工程ごとの課題抽出や改善サイクルの高速化を実現。今後は、全工場への横展開を推進します。

【営業の深化】

営業の深化
2025年
販売 DX推進プロジェクトチームを発足
  • 外部コンサルタントの知見も取り入れ、営業活動のデータ化・見える化、提案力強化、新規顧客開拓に取り組みます。
  • 営業支援ツール(SFA)やAIなどのデジタルツールを活用し、属人化からの脱却や営業プロセスの標準化を推進。
  • 受発注業務のDX化を推進し、ペーパーレス化・自動化で業務効率化と顧客対応力を強化します。

【経営基盤の強化】

経営基盤の強化
2025年
動画教育を活用した全社員研修を開始
  • DX人材育成のため、KOBELCOグループのITE・DS研修も積極的に活用。
  • タレントマネジメントシステムの導入による、全社員のスキル・経験の可視化に着手。
  • データに基づく人材配置/評価の高度化、キャリア自律支援を推進しています。

DX認定取得

神鋼鋼線工業は、2025年6月1日付で経済産業省「DX認定事業者」に認定されました。
今後もサステナビリティ経営を中心に、DXによる業務効率化・人材育成・新たな価値創出をさらに推進していきます。
「DX 認定事業者」の認定取得について

主要KPI (2024-2026年度目標)

マテリアリティ 「DX(デジタル変革)の推進」にて以下KPIの進捗を管理します。

取り組みテーマ 指標・目標
工場の効率化・省人化、スタッフ業務効率化による労働生産性の向上
  • 工場の労働生産性向上2025年度以降の指標・目標設定に向けた検討を実施
  • スタッフ業務の効率化時間 10,000Hr
DX人材の育成
  • ITE、DS 受講者数 50人
社内DX案件/DX製品・サービス開発の推進
  • 工場DXの案件数 10件
  • 工場以外のDX案件数 3件以上
  • DX製品・サービスの開発件数 6件以上